そこに椅子があったなら

開発ストーリー

狭い廊下に合うスリッパラックを作る

私が現在住んでいるマンションは一般的な構造のマンション。玄関ドアを開けると小さめの玄関があって、そこから廊下が真っ直ぐに伸びていて両脇に部屋やトイレ、お風呂に入るドアがある。廊下は幅が90cmくらい。

『廊下に置いていても邪魔にならないスリッパラック欲しいな。』

引っ越してきてからスリッパラックを置いてなかった我が家。
家族だけなら問題はないけど、お客さんが来た時には少し恥ずかしいよね。
ということで新しいスリッパラックをinahonoの新商品に加えることにしました。

さて考えていく手順ですが、まずは機能面から。

置く場所はもちろん玄関を入ったところ。
幅90cmの廊下になります。
必要な要素としては、

・スリッパが4~5足収納できること
・幅90cmの廊下においても邪魔にならないこと

これを考慮しながらデザインを考えていきます。
『なるべく邪魔にならないためには?』

   →ならば厚みが薄いものだよね。

『高さがあると圧迫感があるよね。』

   →それじゃ横に並べる置き方だね。

ふむふむ。それで大体の構造は決まってきた。

スリッパラックに座面を付けてみた

あとは外観を決めていく。落書きのようにノートにデザインを描いていった。

曲線が綺麗な形が出てきてそれに決まりかけていた時になんとなくスリッパラックの形が
動物の足に見えてきた。
先端に頭を描いてみる。

この先端に座面付けたらどうなる!?

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・・・・

・・・・・・

めちゃ可愛い。ダックスフンドや!
頭の部分を座面にしたら、座れるわ。
ブーツとか面倒な靴を履くときに座れたらめっちゃ楽やん。

という流れでダックスフンドのような座面付きスリッパラックが完成しました。

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座面付きスリッパラックのメリット

偶然の思いつきで産まれたスリッパラックです。

元々の幅が狭いので座面はそんなに大きく出来ません。大きくすると座った位置で不安定になり倒れてしまうので、座面直径は180mmと普通のスツールに比べると小さめ。でも、これでも意外と安定して座れるのです!

そして省スペース!

解決しました。日本の玄関狭すぎる問題。廊下の端に寄せておけばスリッパラックのスペースだけで、もれなくスツールも付いてくるお得感!

スリッパは底面を向かいあわせにして収納するので清潔的!

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そして何とも可愛い形!

玄関を開けるとダックスフンドがお出迎えしてくれてる気分になります。ついナデナデしたくなってくる。

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まぁ、座る時はその頭にお尻を乗せるのですが。。

『座ったら前に転びそう』とよく心配されるのですが、座面の真下に前脚がきているので全く心配なく座れます。

そして各部材はホゾ組みで強固に結合しているので耐久性もばっちりなのです。

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玄関で重宝するスリッパラックですが、勢いよく座ったり、足腰の弱い方や高齢者の方、そして子供が立って遊ぶのは危険ですのでご遠慮下さい。
今回はスリッパラックdakkusuができるまでのおはなしでした。

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